【NBA注目ルーキー名鑑】エバン・モーブリー(キャバリアーズ)

Written By 内田陽 Akira Uchida
エバン・モーブリー Evan Mobley
NBA Entertainment

アンソニー・デイビス以来の“三冠王”

2021年NBAドラフトで最高のビッグマンと評価されているのがクリーブランド・キャバリアーズから全体3位で指名されたエバン・モーブリー(南カリフォルニア大学出身)だ。近年のNBAでは昨シーズンMVPを獲得したニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)のような“ストレッチ5”という外からのシュートが得意なビッグマンが主流となっているが、モーブリーもそういった類の選手のひとりだ。

昨季は、大学1年生ながらチームトップの1試合平均16.4点、8.7リバウンド、3.0ブロックの好成績を残し、パック12カンファレンス史上初の新人王、最優秀選手賞、最優秀守備選手賞と主要個人タイトルを総なめにした。モーブリー以前にこの三冠を達成したのは2011-12シーズンのアンソニー・デイビス(当時ケンタッキー大学/現ロサンゼルス・レイカーズ)のみ。大学でのモーブリーは、当時のデイビスと同様に攻守にわたって存在感を発揮した。

最大の魅力は攻守に穴が少ないことだ。オフェンスでは走れるビッグマンとして縦横無尽にコートを駆け巡ることができ、外からのシュートも決められる。3ポイントショットの成功率は30%と高くはないが、改善の余地はあるだろう。さらにボールハンドリングも優れており、自らボールを持ってオフェンスを展開することも可能だ。

ディフェンスでは、昨季全米3位の87ブロックを記録したショットブロックが得意で、ゴール下の守護神としてペイント内に君臨する。また、224cmに及ぶ長いウィングスパン(両腕を広げた長さ)を活かして、ガード選手のマークを難なくこなせる柔軟性も兼ね備えている。

【動画】エバン・モーブリー ドラフト指名の瞬間

一方、課題は身長213cmながら98kgと線が細いこと。昨季はリバウンド争いで競り負けるシーンが多く見られ、身体の大きな選手に苦戦した。また、オフェンスのレパートリーがまだ少ない点も懸念される。出場機会を得るには、ポストムーブの改善が重要になってくるだろう。

再建期にあるキャバリアーズは近年、ドラフトでコリン・セクストンやダリアス・ガーランドを指名し、ガード陣に厚みを持たせるチーム作りになっている。ここにインサイドの要としてモーブリーがフィットできれば、将来性溢れる楽しみなチームへと変貌を遂げるだろう。まずは、期待のルーキーが1年目から出場機会を得られるのかに注目だ。


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